PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

近頃の波乗りといふもの

インターネットは便利だ、便利すぎて困る。調べることがお手軽すぎて、検索で出てきた結果がすべてと考えなくなる。

という当たり前のことはわかってるつもりだったけど、パソコンだけだったところから、スマートフォンが現れて、もういつでもどこでもいっしょになると、その万能性を信じて手が離せなくなる。

実際のところ、インターネットでなにをやっているかってほんとにどうでもよいことだったりするわけで。
この高性能機械をこんなことだけに使うのも宝の持ち腐れかもしれぬ。
電車の行き帰りでゲームしてニュース読んで、気になったことを呟いて、ぼんやり眺めただけのサイトから手触りもわからないものを買ったりする。

いやね、何も考えないのは疲れなくていいんだよ。だいたいが日常から逃げ出したいと思っているぐらいだから。昔はそれを本の中に求めていたけど、いまは媒体は本に限らなくなっただけで。

ただ本は読了という終わりがある。
そこで区切って一旦元の世界に戻るなりは自由だ。何かをしながら本を読めるほど器用ではないゆえ。

しかしインターネットは、区切りがない。
なにかに興味を持って検索するなりしていたら、気付いたら別のとこでショッピングしていたとかよくあるパターン。
終わりがないサーフィン。
いつ切ってもいいのに、切れない。
しなくてもいいのに、時間があると繋いでいる。

それは中毒以外のなにものでもなくて、いまさらなんだかなあという気持ちをとりあえず意味もなく記してみた。