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-オシツオサレツ日々は過ぎる

bjリーグFINALS:東京アパッチvs新潟89ers(3位決定戦)

4月30日、前日のセミファイナルの熱も冷めやらぬ有明コロシアムに、再び行った。
まずは東京アパッチ対新潟ナイナーズ

一応地元の東京アパッチブースターとして観るつもりだったけど、個人的にナイナーズというチームがとても好き。昨日も思ったけど、チームとしての場の盛り上げ方がチアにしても、4チーム中最高だと思った(マスコットのティナもかわいいし)。惹き込まれて観ていて楽しくなってしまう。絶対地元だったら、ブースター会員になってただろうなと思うチーム。

対する東京アパッチは、ほかの3チームに比べてどうしても、盛り上がりに劣る。チアであるジェロームもジェローム単体で見ていたときは、踊って盛り上げてすごいなぁと思っていたけど、ナイナーズと比べると格段に微妙すぎる。60秒という短いタイムアウトだからって、チームバンダナを掲げて持ってぴょんぴょん飛び跳ねているだけのと、ブレイクダンスで頭回転するのとどっちが盛り上がるかっていったら、やっぱり後者だし、よーっし、応援頑張ろうと思うもの。

ブースターの応援も、こうまで差があるんだなと感じるほど、東京というは地元熱が低い。ま、東京人口の半数以上が、東京生まれでないのも一因なのか・・・?


さて、肝心の試合。
いや、めっさ面白かったっす。
ナイナーズコールに負けて堪るかってほど、ブースター応援をほぼしていない有明コロシアムの3階席最上段で、辛うじて聞き取れるUMEさんの声を頼りに、知人とゴーゴーアパッチ!!ディーフェーンス!!リバーン!!を取り混ぜて、ひたすら応援。
バスケ応援って、結構クセになる・・・。攻守の攻めが早いから、試合に飽きることはないし、応援しているチームが点を入れたときの爽快感がひとしお。

東京アパッチは、昨日のセミで後味悪い負け試合だったし、応援もあまり盛り上がらなかったしというダメダメムードが充満して、この試合もなぁと私自身はあまり期待してなかった。(新潟ナイナーズにはなんか勢いを感じたし、チームが纏まっていてうまいなぁと見惚れたせいもある。)


当初の予想通りというか、1Qではアパッチが先制シュートして、追い付け追い越せの均衡があったのが、2Qから新潟に流れが移り、あれよあれよという間に点差はQ2が終わる頃には12点ぐらい。

うー、アパッチ順等には3位の力があるはずなのに、やはりだめなのかって、ホント思った休憩中。

して、始まった3Q。
起承転結でいえば、まさに転。
アパッチの速攻の攻めに、ことごとくフープに今まで嫌われていたボールがいとも簡単にネットに吸い込まれていく。おおっと思ったときには既に点差は2桁から1桁台に。そして、圧巻だったのが、3Q中盤でのウィリアム・ピッペンの絶妙な連続3Pシュート(ダテに甥じゃない、流石!!)。
一回目の3Pで同点に追いついて(たしか)、さらにすぐ続いた2回目の3Pで開始直後は12点は差がついていたアパッチが、ついについに逆転!!(きっと。あまりにもスゴかったんで、それに近いことが起こったという感動の記憶しかない)


沸いた沸いた、会場がウォォーって(マジマジ)。


私らもヤッター!!イェーイ!!スゲー!!と、騒然となった会場そのままに喜んでいたけど、側がすぐメディア席で、なにげなくムッツリ試合を見ているとしか思ってなかった男の人が、そのシュートの絶妙なスゴさに思わず拳をあげて拍手していたのには、ニンマリしたよ。

怒濤の3Qが終わってみれば、アパッチできるじゃん!!という逆転劇。ほんとスゴかった。


つづく4Q。
なんとか堪えてくれと祈りにも近いアパッチブースターだったが、攻められはしても取り返すよいペースが戻って来た。終盤でファールによって3点差まで追いつめられたときはダメかと思ったけど、最後の最後はアパッチが相手ファールによってフリースローで点差を確実なものにして、終了!!勝ったー!!

いやー、すごい力入れて観てしまって疲れたけど、とっても満足した試合だった。