PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

2001-01-01から1年間の記事一覧

ムーラン・ルージュ

新鮮な驚きとスピーディな展開に豪華絢爛に溢れる画面、心地よいミュージック。すべての役者となにもかもが揃っている。こう感じる映画も、そうそうない。ミュージカルは映画のオモシロさを最大限に生かす手法だなと、今ごろになって思う。ミュージカル全盛…

ジェイン・オースティン「自負と偏見」

久しぶりに読書したなと感じる本だね。版が古いこともあるし、頁の行間や文字の詰まり具合にしめしめしつつ、いつになく暇を惜しんで、あるときは風呂場に半身浴しつつ、あるときは通勤バスに揺られ、あるときは頁につっぷしたまま寝つつ、積極的に読みきっ…

リトル・ダンサー

字幕に戸田奈津子さんの名前を見るととてもほっとしませんか? もしくは、ニンマリしたり? 駄菓子屋で当りクジを引いた様な気分じゃありませんか? すくなくとも、それはハズレじゃないワケで。 更に言うと今回の「リトル・ダンサー」は大当たりでした。ど…

恩田陸「三月は深き紅の淵を」

これを読んで読みたくなった本たち。 ロアルド・ダール作/田村隆一訳「チョコレートの工場の秘密」 ロレンス・ダレル作「アレキサンドリア・カルテット」 マーク・マクシェ―ン作「雨の午後の降霊術」 デボラ・クロンビー作「警視の隣人」

恩田陸「六番目の小夜子」

恩田氏の本に興味を初めて持った頃、読みたい読みたいとブツブツ呟いていた私に、友が貸してくれたもの。デビュー作であり、既に絶版の秋里和国の絵が表紙になっている文庫版のやつだった。 とはいえ、家に来てから手に取って読むまでに(よくあることだが)…

恩田陸「ライオンハート」

どっちが後だか先だか今でも知らないし、調べる気というのもないが、少なくともこの題名に私はスマップの歌の方が先に思い浮かんだ。読み終わって何か書き留めておこうと思っている今も、ライオンハートの歌がグルグルバックグラウンドミュージックになって…

レオン "LEON"

例えば、葉っぱの大きな鉢植えの観葉植物を飼いたいと思ったり、 キュートな豚の鍋つかみが欲しいと思ったり、 苦手な牛乳を少しは好きになったり、 しなかったでしょうか?”凶暴な純愛”という売り出し文句にちょっと敬遠しつつも、観に行った当時。どこかに…