PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

大いなる休暇

あははは、クスクス、フフフ。
映画館は上映中、雑多で幸せな笑いに始終包まれた。


こんなに映画らしい映画を観た気分になったのは、いつ以来かと思い付いたのは「リトル・ダンサー」以来。
サクセス気分とハッピー爽快感が同じように気持ち良くて、とにかく面白い!!。


<お気に入りシーンベスト3>
1.映画CMでも流れて、この映画を観ようとした切欠だが・・・、釣り下手なドクターの為に、釣り船から垂らした針の先に、魚を吊るそうとスキューバダイビングで潜った村人がブクブクする場面。
ブクブクブクブク明らかに怪しい泡が海底から沸き立つところで、「これは大物が釣れる気配だ!!」とか言って退ける村長。
勿論ドクターは自分で釣ったと、これを大喜びするのだが、引き上げてみると、魚が冷たい。(だって冷凍庫に入っていた魚だから・・・)なぜ?とちょっと疑問に思うのだが、「これは海底の奥底の深海にいる魚で、凍っているんだ」と自信ありげに宣う。もー、大爆笑っ。


2.時代遅れ?のクリケットファンなドクター。島に連れて行かれる日にボートの上で遠めで島を眺めたら、なんと村人たちがクリケットをしている!その様子だけで良かったのに、ドクターが島へ寄せてくれ、一ゲームでよいから観てもよいだろって言い出す。
突然向かって来たボートに焦り出す村人たち。格好はホームページから印刷して見よう見まねで村の奥様方が作ってくれただけ。ルールもどんなゲームでなにが楽しいかも判然としない。なのに、やってくるドクター。


どうする?


近付いて会話しないと不自然な距離のところで、一人がわーっと言いながら、手を挙げて喜びだす。
すると皆それに習って、わーわー笑って盛り上がり出す。
案内役の村人が言った言葉が、「あ、ちょうど試合が終わったところですね」。
残念がるドクターだが、全員喜んでいることに、微妙に疑問。(←正しいっす)


村人、大盛り上がりだが、かなり冷や汗・・・。
大笑い。


3.村は100人ちょっとの住人しかいない。でも工場誘致の条件は村人200以上の島。ドクターもいなければ、住人もあきらかに足りない。役人が来て、やはりそこを疑問視する。
うーん、どうするか。考えたのが、村で1件しかないレストランを、まず住人いっぱいにして、そこで役人と交渉。住人数のことに話題を振って、ここに何人ぐらいいますかね?と話をする。100人ぐらいだろうかの回答に、ええそうですね。あとの住人は教会にいますと言う。


なんなら言ってみますかと、勧誘。
レストランを出て、外を歩き出す。


出て行ったのを見計らって、村人たちは一斉に裏道を通って、教会へ大移動!!
役人を連れて、教会に辿り着いたところで、ドアを開けるとそこでは大勢でビンゴゲーム中・・・。


ほらねって、とっても得意げな顔が大笑い。
ところがレストランに帽子を忘れたと役人が言い出して・・・に続いて、これもまた巧妙でかなり楽しい。


以上、かなり幸せなこと請け合いです。
久々に映画はこういうもんだと思い出しました。
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