北森鴻「連丈那智フィールドファイル1 凶笑面」

「メイン・ディシュ」つながりで、前に古本屋で購入したのだけど、埋もれていた「凶笑面」を読み出そうと取り出す。一度図書館でも借りた事があり、連作のうち一作は読んでいたが、なかなかはまれずに、そのまま図書館に帰した覚えが・・・。

読み出してみると、感情移入できなかった「連丈先生」も「ミクニ」も、あれ？と自問するほど、取っ付きにくいということなどなく、スラスラ読めてしまった。手元に2があったら、そのままどんどん読みすすめただろうというペースで。「双死神」で狐がでてくるのもニヤリ。ああ、このときにはもう古物商じゃないんだ・・・と。

知的思考に飢えているときに読むと、頭がよくなった気がする読書を味わえます。