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-オシツオサレツ日々は過ぎる

長塚圭史・作演出「LAST SHOW」

24日、渋谷パルコ劇場で長塚圭史作・演出の「LAST SHOW」を観て来た。
長塚作品は去年から誘われるがままに観ていたけど、唸るっていうか、笑いのポイントはとても高いけど、ストーリーが予期せず人のダークサイドをこれでもかと描くので、楽しいのか悲しいのか微妙なテンションで終わることが多かった。
けど、笑いのツボがレベル高なので、いつもそれを観たくて足を運んでしまう。

して、ラストショウ。
面白かったっす!!

いやー、いつも表わしようのないテンションで観終わる事に比べたら、すげーのヒトコトで称賛できますわ、コレ。
不穏な空気漂う劇中、永作博美が「わからない」と各所で連発したように、不可解な言動にサスペンスとスプラッタが入り、これはどんな話なんだろと引き込まれていけば、行き着く先が大爆笑と人体消失?の早技に大フィーバーとなるとは…。(市川しんぺーさん、すごいっす)

阿佐ヶ谷スパイダースでもかなりいい味だけど、中山祐一朗氏!!あの我が道を行くマイウェイキャラが炸裂。彼がいなきゃこの演劇ツッコミ入れようもなく、ブラックすぎるのが、彼が出て来るとぐしゃぐしゃ攪拌されて訳わかんなくなるところがクセになります。
風間杜夫氏とのブルース・リー調格闘シーンは拍手喝采、あはは大ウケ。
古田新太氏も相槌の入れようが、オカシくて絶妙。あの大人体格でお子様回答はやめて〜、あははっみたいな。
もー、特にこの2人お気に入りっす。