PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

加納朋子「月曜日の水玉模様」集英社文庫

加納さんの本は、いつ取っても危なげない。この安心感が購入してすぐ読まなくてもよいと思って、逆に未読タワーが高くなってしまう原因のような気もするが、夏に買って早くも斜塔になりかけているタワーの中間(上が新しい購入本)にいた水玉模様をやっと引き抜く。

三日間風呂場で半身浴の友。OLの主人公に会社勤めの報われなさに頷首したり、ああそうかっと。なにげない日常なんだけど、謎はどこにでもあるんだなぁ。逆に見つけにくいそれを、さらーっと書いてしまう手腕にほぁっとおする。
月曜日の水玉模様