PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

No one's home.


家には誰もいないんだ。

昔から、鍵っ子という存在にちょっと憧れていた。
なにせ2世帯同居の孫の身分として、家には常に祖父か祖母がおり、家の鍵を全部閉めて出掛けるなんていうのは、一年にそうなんどもあることではなかった。(=ほとんどなかった)
加えて、治安の問題というか、田舎なゆえ、まったくオープンで。誰もいないのに、玄関開いている、窓が開けっ放し、門も開いたままというのが、小さい頃の日常だった。(いまはそれに比べると、戸締まりはちゃんとするけどね。時代かしら)
逆に鍵っ子に憧れているくせに、誰もいない家というのが苦手で、一人でいるとそういうときだけ豊かな想像力が駆使されてしまい、残されるのはやだったなぁと。