PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

FRESH BOOK

初心に戻りたくなると、「銀英伝」が読みたくなる。


ここ2・3日、その銀英伝を手にして、しみじみふむふむしている。指南書というか、私を原点に帰してくれる。
銀英を読んでいると、話題になるのはどっち派か問われるが、私は同盟軍ヤン艦隊付きである。ちょうど7巻のヤン的に非常に佳境なあたり。放蕩児たちが懐かしのイゼルローン回廊に帰るところは、いつ読んでも大好きだなぁと思ってニンマリする。シェーンコップ父さんにポプラン、アッテンボローにキャゼルヌそしてユリアンがいて、ヤン・ウェンリー。見慣れた登場人物の名前が出てくるだけで、こんなに私的に落ち着く本はない。なにせ、中学時代に本屋でかけてもらった紙カバーがボロボロに擦切れるほど、何度も読んだ。且つ何度読んでも面白さは変わらなかったし、読めば読むほどはまったというか・・・。


それで気付いたというか、銀英も凹んだ今回の社内人事異動も要は一緒だなと。ヤン艦隊だっていつだって順風だったわけじゃなく(強いて言えばいつも逆境)どうにもならない場面を乗り越えてきたわけで、同じじゃないかと自ら励ます。とはいえ、社内をヤン艦隊に例えるほど人材はいないが、異動する上司はうちの管轄エリアにとって、表向きムライ少将な上面を持つ内面&業務処理量のキャゼルヌを辺境(本社だけど)にやるもんなんだよなぁと、ダメージ大なことも同時に思い出してしまった。
銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記