PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

頭文字D/INITIAL D THE MOVIE

イニDの映画を見てきた。
原作漫画を高校のときに、友人にチョイ借りて読んでいたのと、日本漫画がいかに香港映画になるかが観たくて。
いやー、期待以上っすわ、かなり面白くて力入れて気に入りました、香港映画版イニD!!


拓海役はジェイ・チョウ(Jay Chou)。
素のままのボーッとした拓海に雰囲気が合っていて、頬杖ついて86(ハチロク)を運転するあたり、とってもらしかった。あとでパンフ読んで知ったけど、台湾芸能界長者番付No.1の大人気アーティストだったことにビックリ。
作中の曲が全体的に走りと合っていて、バトルのドキドキする高揚感に拍車をかける。中でもこのHIP&HOPの曲、誰歌ってんだろと気になったのが、ジェイ・チョウが歌っていたことに、ええ参りましたって感じで。("initial J"を購入してしまおうかどうか、非常に迷っている)


拓海の脇を固める役者陣もよかった。中里役のショーン・ユー(Shawn Yue/余文樂)と涼介役のエディソン・チャン(Edison Chen/陳冠希)は、イケ男で始終目の保養。特にショーン・ユー、原作のGTR中里とはまったく別人だけど(他のキャラはかなり漫画に似せていた)拓海などそっちのけでニンマリ。


樹役のチャップマン・トウもいい味出していたけど、父親役たちが更にイイ。
豆腐屋こと文太役のアンソニー・ウォン(Anthony Wong/黄秋生)と立花祐一(ガソリン屋/樹父です)役のケニー・ビー(Kenny Bee)の息子たちへの絡みあいや、自ら口を挟んでくるあたり、かなり大爆笑。パンフ読んでも笑っちゃったけど、文太父は始終酔っぱらっている設定のため、日本酒の一升瓶を渡されて、役作りのため飲むに任せていたって・・・。いや、スタッフもそれを遣らせてしまうのがすごいし、役作りだと言って飲んでしまう文太父も・・・。


肝心の峠バトルは見物だった。
86ってGTRにもランエボにも負けず、ホントやってくれるのねって。CG使わず実写でこれをやってのけた香港映画陣には拍手。ベッソン監修の「TAXI」以上っす。走りは車じゃなくって、テクですヨ!!(無免許でイッチョマエのことぬかしてます)


かなりご機嫌で劇場を後にし、ケーキを食べに入った店で、お兄さんのレジ打ち間違えだろうけど、425円もお得に勘定されて、脱兎のごとく店から去りました。いい日だったな(汗)。