猫に付けたい猫の名前
犬派ですか、猫派ですか?
あこがれとしては、猫派。気ままに暮らしてほっといてほしいと思うから。
1)ビービ 服部まゆみ「一八八八切り裂きジャック」
一生のベスト5に入る中身のある推理小説なのも去る事ながら、ああ、猫欲しいと確実に思います。特にこのビービになりたいとね。2世まで続くエピローグもよいっす。
2)白雨 恩田陸「月の裏側」
ひたひたと来るホラーな小説。ホラー嫌いで敬遠していたのに、恩田さんだからと手に取ったのが間違い。とはいえ、怖いまま本を閉じるのが余計怖くて、寝れなくて、おそるおそる読み進めるしかなかった。白雨はこの作中に出てくる猫。おそろしいけど、かっこいいんだよねぇ。
3)猫丸先輩 倉知淳「過ぎ行く風はみどり色」
猫丸先輩は動物学的には猫じゃないけど、文中の描写は猫そのものであって、猫好きには堪らない表現方法である。なんどもー、めろめろのよれよれになったか・・・。
怪しい本じゃなく、加納朋子の男版のような雰囲気のよい推理小説。
文中の猫丸先輩を評したこの表現が好き。「猫丸が猫を脱いだら、丸しか残らないのに、この人は四角い。」
そのとおり。