ウォーク・ザ・ライン 〜君に続く道
予告を映画館で観たとき、面白そうと思ったのがはじめ。
「キューティ・ブロンド」のリーズ・ウィザースプーンは、そのままキュートで茶目っ気があって好きだし、ホアキン・フェニックスは最近観た「ホテル・ルワンダ」で好演していて、個人的な評価ボルテージが上の方にあった。更に一歩を後押しするように、06年アカデミー賞でリーズが主演女優賞を受賞。やっぱ観に行くべきだったのかと、会社をどうにか切り上げて、最終回21:30〜23:50までの上映に滑り込む。
うーん。うむむ。
やっぱアカデミー賞とは価値観が違うんだよなぁと久々に思い出したりもしたけど。
いや、悪くはない。
とは、思う。
けど、これが良いんだろうか。ま、最終的には良いんだけど、なんだか許せないと思うのは、私だけなんだろうか。
ホアキン・フェニックス=ジョニー・キャッシュ。
アメリカではとっても有名な歌手だったらしいけど、エルビスは知っていても、キャッシュはまったく知らず。サウンドはとってもいいけど、あのダメダメ男ぶりはなんだ?!
まったく、観ていてムカつくか、寒気がするか、みたいなダメ男&夫だ。
(こんなダメ男は「リービンング・ラスベガス」のニコラス・ケイジ振りだよ・・・)
リーズ・ウィザースプーン=ジューン・カーターがよくよく結婚OKしたのは、なかば諦めもあるのかって思ったほどのヤク中で兄コンプレッスクのあるストーカー男だよ・・・。ホントにいいの?!と後半スクリーンを凝視しつつ、ツッコミを入れたくなった。
歌はね、かなりよかった。2人ともうまいし、売れていたのもよくわかった。
でも、いまいち感情移入がしにくくって、実を言うとどっぷりはまり込んで、会社ストレス発散をしたかったのだけど、逆効果だった。そういうときの選択が間違っていると周囲には言われたけどね・・・。
(ナルニア国物語にするべきだったか・・・)