PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

ウィー・トマス:WEE THOMAS;


東京ブローブ座の最終日、14:00のプレビュー公演。
手に持っていたチケはC列。
おおっすっげ。
前から3番目ぐらいじゃん、ありがとうと合掌して友人に感謝して向かった座席。
K~G~E?
あれれ。前から3番目はE列だった?
おや、Cはどこぞ?
と更に試しに前進してみると、出て来たC列は、なんと一番前でした!!
かなりびっくり。


そして座席にかけられたビニールシート。
えーっと、飛び散る血飛沫と肉片が有名なウィー・トマスにして、飛んでくるものといったら・・・。
それらしかないやんっ。マジで〜?!みたいな。


えーっと、劇のワクワクよりも、いつ血と肉片が飛んでくるのかのドキドキの方が各所で勝っていたのは、仕様がないとしてください。本当にパドレイクが銃をキム兄に向ける度に、そのアングルでは何かが(脳内最悪想像画像)飛び散るとしたら、絶対こっちに飛んできます、止めてくださいやめてくださいと何度も思った。(笑)


5度目ぐらい(適当数)の暗転後がショッキングだった。
いや、ほんとにスプラッタ系はだめでさ。桐野夏生の「OUT」も読むのに苦労したんよ?
なのに一番前の目の背けようもない視界いっぱいに、すげぇもんが・・・。
ただ、だんだんそれも感覚がおかしくなるというか、麻痺してくるというか、こんな場面でも面白いもんには笑ってしまえるというのがすごい事では?と。大腸はやっぱりソーセージで、お決まりのように遊ぶキム兄。他方ではパドレイクとマレロの劇が進行しているのに、目がいくのはお遊び2人組。


この救いようのなさは救われないままなのか、この血みどろ悲惨な劇の終止符は?
と思いきや、そこはウィー・トマスですよ。
くすっと、あははと急に微笑ましくなって、とりあえず良かったなと変に安心して終劇。
さいごのトーマスは、フロストが嫌いの素振りをしつつ、不意に食べ出すというフェイントアドリブでした。
(にんまり)



PARCO PRODUCE WEE THOMAS;
THE LIEUTENANT OF INISHMORE BY Martin McDonagh
DIRECTED BY 長塚圭史
CAST:
高岡蒼甫(見目よくマッドなキレぶりで、いつ銃をぶっぱなすのか、最前席の私にとってかなりドキドキ要因だった)
岡本綾(ショートにミリタリータンクトップ姿が非常にキュートっすわ)
少路勇介(あの8年間のばした髪はどこからどこまでが地毛?)
チョウソンハ(堀部さんを慌てさせるギャグどころがすごいっす)
今奈良孝行(ハイキングフォーヒューマンライフでお会いしてたんすね。いい体!!)
富岡晃一郎(トミーの顔リアルでした。目前で歯砕かれててね・・・)
堀部圭亮(堀部さんお腹からなにか装置がっ。腕で抱えこまないとねっ。必死?!)
木村祐一キム兄さっすが。間がね、いいっす。この劇、救われます。)