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-オシツオサレツ日々は過ぎる

白井晃「アンデルセン・プロジェクト:The Andersen Project , A Modern Fairy Tale」

えへ。
白井晃版の「アンデルセン・プロジェクト」。
世田谷パブリックシアターへ行って来た。
もともと「偶然の音楽」で演出に感服した白井さんの舞台関係のものが観たくて、予約したチケだったけど、本家のルパージュ版が非常に印象に残るものだったので楽しみにしてた。


うむむ。
長髪白髪つけて、外人姿の白井さん。ルパージュを観ただけに、に、似合わない。
オベラ座のプロデューサー役は結構良かったけど、フレデリック役はいまいち違和感が拭えなかったな。
まぁ、それは見た目の話で、劇の本筋とはあまり関係ないのも確か。


英語版が外国人に大ウケ・大爆笑してたから、日本語ではこっちもリアルに余計笑えるはずと思っていたんだけど、意外に全然笑えなかった。
犬のファニー関係は、やっぱりくすくすしてたけど、あの舞台とは威力が違うのよ。
面白いは面白かったんだけど、なぜなんだか。
ルパージュ版は結構淫らな感じがしたんだけど、白井版は意外に普通の舞台みたいな。
期待していたのが、普通ってことが意外で・・・ええ、とってもそれにビックリしました。


やっぱ初見ではないから、衝撃度が弱まったのかなぁとか。


何度も舞台でやっているルパージュに比べると滑らかさというか、円滑さというか、巧みさにはやはり差が。
オープニングクレジットで、パーカーのジッパ上げるところ、もたついてひっかけるだけしかできなかったとか。
「影」の語りは白井版も身を乗り出してやっぱすごいと思ったけど、ルパージュの方が上手かと。


とはいえ、白井さん乍らルパージュとは違う演技を一部したり、試みは面白かったし、両方観れたのはとっても満足だった。