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-オシツオサレツ日々は過ぎる

カレン・ジョイ・ファウラー「ジェイン・オースティンの読書会」

暑い日に本を読むのは、ちょっとした集中力となによりその本が面白くなければできない。


ファウラーの「ジェイン・オースティンの読書会」は二週間前に図書館で借りて来て読み進めてきたけど、昨日の時点でまだ1/3程度だった。なんだかまだ展開が読めずに面白くないし、暑いからもう図書館に行きたいし、どうしようか悩んだ結果、滅多にしないが、飛ばしてパラパラ読みをしようと始めたら、これが意外に面白そうだった。
結局、昨日の(図書館へ行くはずだった)午後を費やして、全編読了したわけだ。


にしても、地元の図書館よ。これを児童書の棚に置いたのはなぜだ?
たぶん私がファンタジー好きで、児童書棚をウロウロしていたら、そこにそぐわないジェイン・オースティンの文字列を見つけ、手に取ってみたら、おぉこれは翻訳された当時読みたいと思っていた(私的に)話題の本じゃないかと、しめしめしたわけで。でなければ、ずっとあそこに放置されていたのかと可哀相な本である。


オースティン好きはなにより、サイエンス・フィクション好きの方もこれはおぉっと思うはず。
なによりどっちも被る私にはツボだったし、特に第四章から本性表したグレッグ・ハリスがいいっす。
ル=グウィンコニー・ウィリスハインラインも、SFという括りはあれども、そう面白いんだよっと、一緒に頷きたくなる。

ジェイン・オースティンの読書会

ジェイン・オースティンの読書会