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-オシツオサレツ日々は過ぎる

デヴィット・ビントレーのバレエ「アラジン」

人生バレエチャレ2度目。
新国立劇場はとってもいいとこなんだけど、不遇にも後ろの人を慮って身を乗り出して観劇するなというアナウンスをことごとく耳に入れていない前の席の方々にめげず、頑張った感がありますネ。

「アラジン」面白かったっす。世界初全3幕に惹かれて、思い付きのようにチケを取っちゃったんだけど、会社帰りで疲れた頭も、生オーケストラに、飛び上がってくるくるするダンサーらに精神的にはリフレッシュ。

キラキラで見せ所な宝石たち踊りの1幕より、2幕目が好きだなぁ。プリンシパルが踊るアラジンやプリンセスコンビよか、ランプの精のジンがかなりお気に入りだった。

もー、登場が摩訶不思議。ホントにランプからふっーと見事に湧いて出てくる演出にダレかけてた気持ちがわくわくに一気に変わったね。踊りもアラブ風ってか、誰とも曲調が違って楽しい。
そのあとはずっとジンばっか追いかけて楽しめましたワ。

ジンの登場にせよ、舞台効果が見物だったな。照明の演出がいい。背景の建物に透かしを入れて、後ろから光を当てれば、舞台は見事なモザイク模様になったり、楽しいね。魔法の絨毯が飛ぶシーンはオドロキはあんまないけど、キレイに見せるなぁと。


音楽も古典はいまいち何を表してるんだか、感じにくいんだけど、どっちかっていうと映画音楽みたいでわかりやすかった。ランプの登場シーンが、「バック・トゥ・ザ・フュチャー」のメインテーマに似てて、余計わくわくしたってか…。


アフター7にあんなバレエ人口が多いとは思いもよらず、普段ないセレブな空気を飲食エリアで掻い潜ってみたりと、なかなか総じて楽しかった。