PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

2009年読んだ本

いやはや。
纏めてはみたけど、読了本は全部で33冊。
少ないなぁ。
まー記憶にある限り、なにかにメモった限りなので忘れている本もあるかもしれん。
無難に趣味を読み続けたという感じか。
新発見もあまりないのが少々かなしいものの、どれも楽しめた印象。
文庫本以外は図書館でほとんど借りているため、新刊も少なし。


ベスト3をあげるならば、
トップは、ナオミ・ノヴィク「テメレア戦記1気高き王家の翼」。いやー、運命に流されまいとするローレンスがひたすら格好いいし、テレメアがかわいすぎた。3巻が年末に出ててうずうずしてるんだが、もーいまは読みかけの本ばかりあってぐっと押しとどめている。


次点は有川浩「海の底」。有川文学はどれも好きだが、塩よりも空よりも海だろと。これを読む前に去年読んでた「クジラの彼」を無性に読み直したくなる。


最後は高村薫「太陽を曳く馬」。晴子もリア王も飛ばして12年ぶりの合田刑事登場に勢いで買ってしまった。合田さんもオウムも9.11も経験してたのかぁと思うとなんとまあ感慨深いことか。芸術論と宗教論がからみあって、頭の中はもう混沌としたし、わけわからんし、なにがなにやら、だいたい事件はどうなったんだか。でも合田さんがこれからもどこへ行くのか引き続き気になってしまうと思う。一読で理解することは難しすぎるので、年取るまで寝かしておこうかと。


【2009読んだ本】
200901 宮部みゆき 「日暮らし(上・下)」 講談社文庫
200901 上原 善広 「被差別の食卓」  新潮新書
200902 宮尾登美子 「菊亭八百善の人びと」 新潮文庫
200902 海堂尊 「ナイチンゲールの沈黙(上・下)」 宝島社文庫
200902 海堂尊 「ジェネラル・ルージュの凱旋(上・下)」 宝島社文庫
200902 シャンナ・スウェンドソン 「コブの魔法使い」 創元推理文庫
200903 森見登美彦 「新釈 走れメロス 他四篇」 祥伝社
200903 アーロン エルキンズ 「楽園の骨」  ハヤカワ・ミステリアス・プレス文庫
200903 万城目学 「鴨川ホルモー」 角川文庫
200904 森見登美彦 「四畳半神話体系」 角川文庫
200905 コニー・ウィリス犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6
200905 香月日輪 「妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉」 講談社文庫
200906 伊坂幸太郎 「重力ピエロ」 新潮文庫
200907 ナオミ・ノヴィク 「テメレア戦記 1 気高き王家の翼」 ヴィレッジ・ブックス
200907 ナオミ・ノヴィク 「テメレア戦記 2 翡翠玉座」 ヴィレッジ・ブックス
200908 有川浩 「海の底」 角川文庫
200908 ジーン・ウェブスター 「あしながおじさん」 新潮文庫
200909 ?村薫 「太陽を曳く馬(上・下)」 新潮社
200909 有川浩 「別冊図書館戦争2」 メディアワークス
200909 ダイアナ・ウィン ジョーンズ 「魔法の館にやとわれて―大魔法使いクレストマンシー」 徳間書店
200909 沢村凛 「黄金の王 白銀の王」 幻冬舎
200909 秦日建子 「推理小説」 河出文庫
200910 リチャード バック 「海の救助隊―フェレット物語」 新潮文庫
200910 リチャード バック 「嵐のなかのパイロット―フェレット物語2」 新潮文庫
200911 スーザン クーパー 「コーンウォールの聖杯」 学習研究社
200911 伊坂幸太郎 「死神の精度」 文春文庫
200911 小野上明夜 「死神姫の再婚」 B’s‐LOG文庫
200911 小野上明夜 「死神姫の再婚 薔薇園の時計公爵」 B’s‐LOG文庫
200911 小野上明夜 「死神姫の再婚 腹ぺこ道化と玩具の兵隊」 B’s‐LOG文庫
200911 コニー・ブロックウェイ 「ふりむけば恋が」 ライムブックス
200912 バーネット 「秘密の花園」 光文社古典新訳文庫
200912 ミシェル・ペイヴァー 「クロニクル千古の闇5 復習の誓い」 評論社 Chronicles of ancient darkness 5 "OATH BREAKER" by Michelle Paver
200912 有川浩 「阪急電車」 幻冬舎

新春


ひさびさの更新が元旦です。
うわー、Nano-Mugen Fes.から放置していたとは、自分のダメさ加減にほとほとあきれるものの、忘れてた時期もあるから仕方ない。うむむ。


もやもやっとしたなにかを発言するのに、twitterのゆるさにはまってしまい、2009年後半は活動がそちらにシフトしていた。もともと両方使えるほど器用でもないし。思いついたことをすぐ発言できる、その場を実況できる、簡単さで満足してしまった。その分、発言はなにも考えてない。ま、それがいいことでもあり、安直すぎるのかもしれんが、そうでないとあのTLの中には入っていけん(笑。


ということで(とりあえず纏める)、2009年は私にとっては激動の一年だった。
仕事に振り回されたと言ってもいい。
年明けから危惧していたシステム導入は、ものの見事に難航し会社で寝泊まりする日々もあり徹夜もあり、どうして私らがこんな作業をせんといけないのか等々、悲惨な目にあった。でもひとりで乗り切ったわけじゃない。周りの人の存在があって。自分は立ってられるんだなぁと何度も思った。たくさん迷惑もかけたし、それにどれだけ自分が力になれたかはわからない。
でも自分一人では乗り越えれないことを、なんとか過ごしてこれたのも周囲の方々のおかげ。もちろんついったの皆も。眠いとき落ち込んでいるとき、楽しいとき、いつもありがとう。これからもよろしく。来る年もよい年でありますように。

2009年読んでない本

はあ。
今年も貯まってます。
あまりにも貯まっていたので、2009年の中頃に部屋の大改造をしたときに、あまりにも読まない本は売り払ってしまったんだけど、まだまだあるんね。
全部で21冊、部屋にある限り。あとは図書館に限りなく。

いちばんの古参はスカイ・クロラかな。新刊が出たときに単行本のカバーにやられて即買したけど、そのままインテリアになってる。映画化したときに勢いで読めばよかったな。


【2009年読んでない本】
ドン・ウィンズロウ 「犬の力(上・下)」 角川文庫
夢枕獏 「陰陽師 夜光杯ノ巻」 文春文庫
加納朋子 「スペース」 創元推理文庫
上橋菜穂子 「闇の守り人」 新潮文庫
西村淳 「面白南極料理人」 新潮文庫
舞城王太郎 「阿修羅ガール」 新潮文庫
森見登美彦 「きつねのはなし」 新潮文庫
酒井順子 「都と京」 新潮文庫 ※途中まで読んでる
坂木司 「空色の卵」 創元推理文庫 ※途中
畠中恵 「ねこのばば」 新潮文庫
山本幸久 「笑う招き猫」 集英社文庫
森博嗣 「スカイ・クロラ」 中央公論社
いしいしんじ 「プラネタリウムのふたご」 講談社文庫
北森鴻 「触身仏」 新潮文庫
赤松 正行 「iPhone SDKの教科書―Cocoa Touchプログラミング、最初の一歩 」 秀和システム ※途中
タニス・リー 「闇の貴公子」 ハヤカワ文庫
マーティン・スコット 「魔術探偵スクラサス」 ハヤカワ文庫 
C・C・ベニスン 「バッキンガム宮殿の殺人」 ハヤカワ・ミステリプレス
レックス・スタウト 「シーザーの埋葬」 光文社文庫
クレイグ・ライス 「スイートホーム殺人事件」 ハヤカワ文庫
P・G・ジェイムス 「ナイチンゲールの屍衣」 ハヤカワ文庫


いやいや、時間さえあればいつでも読みますよ。

NANO-MUGEN FES. 2009

参戦したのは昨日の一日目ですが、無事に戦って帰ってきました(笑。
そのかわり、脹脛はばしばしの筋肉痛で、体中怠いんですが、気持ちの爽快感と比べたら、そんなものなんのその。ぼろぼろだろうが、Tシャツ買って友達に払うチケ代が結局なくなったりとか、なんだろうが、フェスは行くべきです。


グッズを買ったり、佐世保バーガーを食べているうちに、始まっちゃって、まともに聴いたのは、NADA SURFから。
アジカンが彼らを初来日でしかも、ムゲンフェスに呼んでくれるとは思いもよらなかったけど、いやー楽しかった。
はるか昔にiTunesMusicStoreでLET'GOを落として以来だもんな。準備にLuckyも買って「うしっ!」って感じで、なんだかこっちが試験に臨むようだった。
初来日もなんのその、一曲目の”Hi-Speed Soul”でがっちり乗せられて、”Weightless”で観衆をさだまさしも真っ青な「あーあーーあーー」の合唱の波に誘い込んだり、”Inside of Love”*1一緒にダンスしてくれるとうれしいと横波ダンスを覚え込ませ、曲中私は盆踊り気分になったりと、ノリノリだった。


つづいて、HARD-FI
こっちも私のiTMS仲間でびっくり。
するどい切れ味のライブって感じかなー。俺に触ると切れるぜとかいいそうなタイプ(笑。いやいや、同様に好きっすね。”Suburban Knights””Little Angel”がやっぱ盛り上がったなー。


BEN FOLDSはごめん。
ちょっと水買いにとか、トイレにいっちゃって最後の2曲ぐらいしか観れてないや。
でもいいピアノサウンド。さいごはタモリさんに見えたけどね(笑。


んで、待ちに待ったthe HIATUS
彼ら観たさに申し込んだってか、すくなくとも "Trash We'd Love"はかつてないほど聴き込んださ。
アルバムの順番に近かったなー。"Ghost In The Rain"にはじまる。
あー、細美さんだーと思うだけでうれしいってか、どんなバンドでもどこにいても聴いてしまうと思うな。
”Centipede”はノリがいいだけにジャンプしまくり、汗だくだく。
一転して、”Little Odyssey”は静聴。
このギャップがなんかすごいけど、そうしてしまう雰囲気がね、漂ってんのあそこには。
”紺碧の夜に”は唯一日本語で皆で歌えて満足。
もっと聴きたかったなー。*2


このへんでかなり消耗してきたけど、まだまだ。
THE YOUNG PUNX!、ダンサブルでさらにのりのり。
去年も来てくれたって?全然記憶がないが、聴いた事ある曲があったのはそのせいなのか…。
にしても、彼女ら歌めちゃうまい。
iTMSで視聴したとき、こんなにタトゥー並みなおんなのこ(レディズですが)ハモりな方々だとは思ってなかった。すごいよかった。「YOKOHAMA、ダイスキ〜」「AKGサイコー」とかいい人たちです、ホント。


でで、Asian Kung-fu Generation
昨日moraから落としたばかりの" 夜のコール"から。
去年はなんだか流されるままで、あんまり味わえなかったんだけど、いい味っす。
ごっちが、マニックが来れなかったことを非常にショックだった分、今日のライブがどれもよくて、なんだか感動している姿にしんみり。
あらためてやっぱアルバム買うかとか、こんぐらい歌えるぐらいにならんとなとか、いろいろ思う所ありあり。
そして、"リライト"とかぜえぜえだし。
Manic Street Preachersが急病で来れなかったせいで、おまけのように2曲ライブが増えて逆にうれしかったり。


アジカン主催なのに、なぜか大トリに疑問だったストレイテナー
むりやりやらされたようですが(笑、また呼んでほしいそうです。
ライブで聴くのははじめて。
ギターのグルーヴ感がいいなー。かっこいいとは思うが、歌詞があんま聞き取れんのは音響のせいなのかなんなのか。
もーかなりのくたくたさで、立っているのがやっとだったけど、曲に身を任せてゆらゆらしてたら、気持ちよすぎてあやうく寝そうになった、ごめんよ。


あー、私はフェスでずっとジャンプしてられる体力と、筋肉痛にならないふくらはぎが欲しいです。
お金と体力に余裕さえあれば、今日の二日目も行きたかったなー。
ユニコーンとか、すごいみたし。


余韻に浸りつつも、これからはじまる夏がもう終わったような寂しさあり。
まー、来月THE BOOMのライブに行くまで、しばし一休みと。

*1:だっけ?いまいちあやしいな。Inside of Loveをやったのは確かだけどな、うぅん。

*2:いまさらワンマンライブがあったことをフェスの前日にほむぺをひさびさ見て知るとかだし…

bj-league FINAL4 vsTOKYO Apache

うわさの16連休もどこへやら、ゴールデンウィークはおろか5/16・17まで一日も仕事が休めなかった5月の心のよりどころは、これが終わればbjのFINALを観に行けるだった。


東京は、接戦のセミを通り抜けて、悲願の雪辱Vの舞台にまた戻って来れたことがうれしかった。
昨年は決勝まで行ったけれども、青木康平さんの負傷やら、本領発揮できなかった(悪く言えばいつもの悪いパターンで、またしても大阪にやられた)あの決勝へ登りつめるんだって、わくわくしてたさ。

レギュラーシーズンで試合観てても、浜松はほほぅこりゃすごいと思うチームである。
攻守に波のあるアパッチと比べてしまうのはあれかもしれんが、フェニックスはいつでも誰でもシュートが外れる気がしない。
それはフリースローだろうが、レイアップだろうが、3Pだろうが、リングを潜ろうとするすべてのゴールでそう思わせる安心感がある。なによりこわいのが3P。誰でも隙あらば打ってくるし、しかもたやすく入る(ように見える)。
あれを何本もやられたら、アパッチに勝ち目はないだろうと薄々は思っていた。


だがしかし、ブライアントヘッドコーチは策を練っていた。(うん、これはすごかった)
ひたすらマークである。しかもW。
へばりつく城宝やら、康平さんやらのガードは功を奏し、極力浜松にシュートを打たせない作戦は、成功。
脅威のスン・ミンミンの2連続ハエタタキにもめげず(あれは反則じゃないけど、常人のやる気を削ぐ、かなり精神的ダメージのデカいプレーですわ。あんなん漫画の世界じゃなくても出来んだなあーと)、頑張ったさ。
ニックは後半リバウンド取れたし、えへへってか。
やればできるだろうと思っていたけど、やれたことにじわじわと沁み入る勝利だった。


レギュラーでの沖縄戦は苦手じゃなかったのになー。
1Q最初の攻めで点を入れれなかった所から、ずるずると離され、戻れなくなってしまった。


アパッチの悪い場面を集めた負け試合プレー集みたいな。
シュートもレイアップ入らず、フリースロー入らず(カクジツですコールは、辛うじて3回?4回?)、せっかくのスティールも逆にスティール返しとか。あげくはファウルゲームですよ。
アパッチのファウルゲームには慣れてるけど、ファウルしすぎとファウルとられ過ぎですよ、あれは。
ブライアントコーチが激怒したのもよくわかるし(審判妨害でコーチにテクニカルファウル出ちゃいました)、審判にも疑問を持つほど、たくさんファウルが出過ぎだったよー。
まずいまずいとは思っていたけど、最終4Qにとうとう城宝がファウルアウト(5つ目のファウル判定の当たりぐらい、フツーの試合なら常にあり得るディフェンスだと思うんだけど、ブースターの目で見てしまうからそう思うんだろうか・・・)、したらその後に続々とジョン・ハンフリーに、ニック・デービスまでもがアウト。おいおい。
極めつけは、さいごのさいごでデミオン・ベーカーが負傷でコートアウト。うわーーーー。あとは誰がおんねん?!


そこからはプレーが切れるたびにタイム。
戦略練り直し、仕切り直し、よっしゃまだいけると何度も思ったさ。
残り時間が4分が1分になっても、30秒が20秒になっても、あきらめたくはなかったし、タイム終了間際に皆でナンバー1と人差し指を重ねて組んだ円陣みて、痛切に一位になりたかったし、できるものならブースターの力で一位になれたらよかったのにと、じわっと涙溢れた。
時間は秒刻みだけと、刻々と過ぎ、終了の笛と同時に盛り上がったのは、沖縄。
あふれる指笛と三線の音に、ゴールドの紙吹雪。
あーあーーーー、そうだよ、去年も見たよこれ。(敗者としてね)
項垂れるアパッチメンバー、負傷したベーカーを取り囲むチームメイト。


こんなだめだめブースターでも、そりゃ、とてつもなく悔しくて、残念でしょうがなかった。
くっそと、ここでも泣けた。



でも前を向こう。
今日読んだブライアントHCのコメントが来期も頑張るって、やり残した仕事があると思っているって、そうそう楽しみは後に取っておこうか。
いざ、またGO APACHE GO!!の会場で、また来シーズン東京アパッチのエキサイティングな試合が見れたらいいな。