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-オシツオサレツ日々は過ぎる

金原瑞人「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」

図書館で本を探そうとしてお気に入りの書棚を物色していると、かならず目に入るのが金原瑞人という訳者の名前。
お気に入りというのは海外文学か海外児童書の棚で、その遭遇率は100%だ。
どこにでもいる。
というか、この方はなんでそんなに翻訳ができるのだろう、おまけに法政大学教授で、どこにそんな翻訳をする時間があるのだろうと、常々不思議でしょうがなかった。(というのも翻訳というのは膨大な時間がかかるもので、それこそ早々に年に何冊も出せるものとは思っていなかった。浅羽莢子さんのセイヤーズとか、東江一紀さんのウィンズロウ本とかを今か今かと待ち望んでいた身としては・・・)
それが氷解する本であり、翻訳の裏側を垣間みれるこれは面白かった。


海外文学が好きで、どんな翻訳であれ、あまり誤訳とも気づかず読んでしまう身だが、うーん、原文の味を知ってみたくなる。頑張るか?と思いつつ、昨年ナルニア物語の「ライオンと魔女」を100ページぐらいで挫折した情けなさがフラッシュバック。英語は読むのに時間がかかると判っていても、根っからの活字中毒のため、英文のページが進まないことに(おまけに常の読書時間を英文読むのに裂いていたため、日本語に触れていない)ストレスがかなり溜まり、頓挫したんよね。
うーん、どうやったらコツコツと英文に慣れるようになれるだろう?
(まずは読むしかないだがね・・・・)
翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった