PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

2005-01-01から1年間の記事一覧

マイケル・ボンド「パンプルムース氏のおすすめ料理」Michael Bond "Monsieur Pamplemousse"

元パリ警視庁刑事のパンプルムース氏は、現在ガイドブックの覆面調査員。とあるホテルのレストランで料理を味わいに来たところ、出て来たのは「鶏の人首包み焼き(プラスチック製)」という飛んでもない代物。元警察犬のポムフリットと共に、事件に巻き込ま…

大いなる休暇

あははは、クスクス、フフフ。 映画館は上映中、雑多で幸せな笑いに始終包まれた。 こんなに映画らしい映画を観た気分になったのは、いつ以来かと思い付いたのは「リトル・ダンサー」以来。 サクセス気分とハッピー爽快感が同じように気持ち良くて、とにかく…

ニック・ホーンビィ「アバウト・ア・ボーイ」 Nick Hornby "About a Boy"

うん、テンポがいけるよね。 読みやすいし、クスッと笑えたりして、しょーもないこと考えてんなと共感しつつ、ずいずいと頁を捲ってしまう。30代で独身で仕事しなくても親の印税で生活ができる、いわば苦労したことのない男。 ありきたりすぎて一通りのこと…

読み途中

ふぁ〜、今日も電車帰り雨だよ…。ネムイしなぁ。3日ぐらい前から、ニック・ホーンズビィの「アバウト・ア・ボーイ」を読んでいる。 イギリスで、ヒュー・グラント主演で映画化して評判良かった映画の原作本。風呂場の半身浴ついでに日々読んでいるけど、面…

電車帰り

うわぁ、めちゃ雨降ってる。帰りたいけど、帰りたくない会社帰り〜。会社といえば、半期に一回の評価制の時期。部長の面談が明後日に差し迫っていて、面談用の自己評価シートに半年前に定めた目標が達成できたか書くのだけれど…半年前書いて以来、記憶から消…

初はてな。

どこのブログにしよか、あんまり考えないうちに、3ヶ月前ぐらいからブログを始め、気付いたら更新しない日々。これではなんのために登録したやらと呆れ、どこにしよか迷った末に”Hatena”。なんかいいかなと、これはフィーリング。 さて、続くかどうかは、今…

ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」 Roald Dahl "Charlie and The Chocolate Factory"

恩田陸氏の「上と外」の署名の由来がわかった気がする。 そもそも読みはじめた理由が、恩田氏の推薦図書だったからだし。 児童書、子供の頃読まなかったのは、絵がかわいくないせいだと思う。 おまけに、チョコレート好きな子供でもなかったし。 とはいえ、…

しあわせをなにではかりますか。

いや、にんまりしたのよ、あまりにもちょっと幸せを感じて。なにかと言えば、面白そうな未読本が自室に今いっぱいあることで。 伊坂幸太郎でしょ、北森鴻、梨木香歩と、ウィン・ジョーンズに、ロアルド・ダールにして、セイヤーズ。 いつ読めるかは兎も角、…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「グリフィンの年」

3月に読んた「ダークホルムの〜」続編。末っ子のグリフィンエルダが魔法大学に入学する学園ストーリー。登場人物はグリフィンだったり、ドワーフだったり、皇帝の息子とかだったりするが、こうなんでいっぱしの友情&恋愛ストーリーなんだかって首を傾げるほ…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」

ふらっと久々行った図書館で見つけたハウル。おお、人気で常に貸し出されてんのかと思っていたが、どうしてあるじゃないか。宮崎駿に映画化されて話題になる前の版だから、目立たなかったのかな。 ああ、映画の宣伝で一部流れていたのはここだったのかとか、…

お年寄りの気持ち

ゴールデンウィークの突然風邪による撃沈しかり、最近体調がよくない。右肩が突発的に痛くなって、四十肩のように腕が上がらなく、洋服着込むのも、食卓で取り皿にサラダを取ろうとするのさえ苦痛でできなかったりして、歯がゆい思いをしたのも最近の話。さ…

BAD GOLDEN WEEK

ええっと、この前のブログで、ゴールデンウィークは右肩が痛いながらも、社内的には融通の利く部署で2連休だと書いた。3・4日と悠々と休みましたよ。4日は横浜中華街に行って、中華食べ放題したりの遊びようで。 休みが明けて5日。いやいやながらも出社。朝…

ドロシー・L・セイヤーズ「五匹の赤い鰊」Dorothy L. Sayers "The Five Red Herrings(Suspicious Characters)"

この本を読んでいる時期に40℃の高熱を出し(且つてない・・・)寝込んだのだが、熱に魘されつつ浅い眠りの中、夢の中にピーター卿が出て来て、この事件を解決しようとするのだが、あれもこれも俺ではないと誰もが証言し出して、誰も犯人じゃない、やっぱり自…

GOLDEN WEEK

ここ5年程(要は会社に入ってから)ゴールデンウィークがゴールデンだった記憶がない。 今年は10連休だって世の中言っているけど、まぁどこ吹く風という感じ。 とはいえ、私のいる部署は他部署に比べれば、融通が利くので、今日明日と2連休を味わっている…

ドロシー・L・セイヤーズ「死体をどうぞ」Dorothy L. Sayers "Have His Carcase"

ネットや古本屋で探し出せなくて、偶々貰った図書券を活用しようと、珍しく通常本屋で購入したのが、この巻。 ミステリを読んでいると、常に思うが、わたしは絶対推理小説家にはなれない。 事実を脚色して書くとか、起こった事に対して文章を書く事は苦痛じ…

今市子「幻月楼奇譚」

本社で研修2日目。 朝、慣れない7時台に家を出て、眠さ満載。そして、心地よい解説者の穏やかな声。寝るにはもってこいの、なぜかいちばん前の席で意識をなくすことしばし。いやー、堪えるのが、大変だった。 終わり時間が予定よりも早くて、微妙に事務所に…

Roppongi Hills

ウチの会社の本社は、かのライブドアと同じ六本木のとある有名なビルに入っている。 とはいえ、行くのは自発的なものではまったくなく、研修とか書類の持ち込みとか、止むに止まれぬ事情があるときしか行かないから、年に多くて3・4度というぐらいだ。かの何…

真夜中のスパゲティ

食べ物で何が好きかと言われたら、”スパゲティ”って答えるな。 チーズもグラタンもドリアもワインもいいけど、要はイタリア料理が好きだ。ホント、美味しいと思う。だから、外食も必然パスタ屋にはよく足を運ぶ。 自宅で作るなら、たらこスパゲティが一番。…

クロフォードとエドマンドはどっちがよい男か。

入院していた兄が明後日退院してくるらしい。 部屋がなー、ないんだけど、どこで寝る?状態だなぁ。 オースティンの「マンスフィールド・パーク」もやっと終盤にさしかかってきた。 オースティンの本は、はじめよりも読み進めて「転」あたりが、ホントに面白…

Ded-Tech "My Way"

アマゾンコムでDef-Techのミニアルバムを買う。 YOKOHAMAタイヤのCMでなんかいいなと思っていた曲が、Def-Techの"My Way"と判ったのは、丸井で流れていたFM放送で、違う"My Way"を一瞬頭で流して反芻したあと、曲名が同じだけだと、思考上頭をぶんぶん振って…

雨降り

雨の1日。 雨はね、雨女だから別にきらいじゃなんだけど、だからって人がなにかしようと思った日に降らなくてもいいじゃないかと抵抗したくなる気持がむくむく。 雨に立ち向かうために、長傘は私としては滅多に所持してないブランドもんのアレクサンダー・マ…

いぬのえいが

「いぬのえいが」(3005/3/26)を観る。 犬派か猫派か、自信を持って昔は猫派な私だったが、どうも最近犬派に偏りつつある。 犬の小物の方が猫より多いのは、世のキャラクタが犬の方がかわいいせいなのか、よくわからない。スヌーピーかキティちゃんなら、ス…

桜嵐

春だなぁ。桜が満開。 あまりにも撓わなせいか、ずーっと眺めてると桜の花に酔いそうな気分。 とはいえ、桜の盛りな日本はとても好き。 ジェーン・オースティンの「マンスフィールド・パーク」を読みかけ。半分あたりに漸く差し掛かったところ。先に読んだ訳…

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「九年目の魔法」創元推理文庫

不思議な繋がりに、読み進める手が止まらず、かなりの最速さで読んだ。「あしながおじさん」のもっとファンタジー版みたいな、まっさかと思う展開に読まされます。すっごい面白い。 九年目の魔法 (創元推理文庫)作者: ダイアナ・ウィンジョーンズ,Diana Wynn…

ドロシー・L・セイヤーズ「ベローナ・クラブの不愉快な事件」Dorothy L. Sayers "The Unpleasantness at The Bellona Club"

セイヤーズは創元推理文庫で浅羽莢子氏が翻訳しているのが、まず気に入りに増して、表紙の西村敦子氏のかわいいカバー絵が本の内容と連動して思わせぶりで楽しい。読んでいる間は、このカバー絵のあの瓶は?靴は?なんだろうとか、分け判らないのが、読後は…

小野不由美「東の海神 西の滄海」講談社ホワイトハートX文庫

根底的な意味ではウィン・ジョーンズと一緒。考える生き物は、考えることが仕事。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ダークホルムの闇の君」

初のウィン・ジョーンズ。独特な世界構成に入り込むのをちょっと躊躇ったが、世界も魔法も人でないものも多々あれども皆思うことは一緒なんだなーと、気負い込んでいたのだが、噂に違わずよいファンタジーだった。この人の本はハマるわ・・・ダークホルムの…

ドロシー・L・セイヤーズ「毒を食らわば」Dorothy L. Sayers "Strong Poison"

そもそもセイヤーズのウィムジィに会いたくなったのは、よくあることだが違う本からの流れである。 昨年読んだコニー・ウィリスの「犬は勘定に入りません〜消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」による。 ウィリスのこれは、かなり面白い。過去既読の自分ベスト3…

ドロシー・L・セイヤーズ「不自然な死」Dorothy L. Sayers "Unnatural Death"

続く続くセイヤーズ。まだまだ未読の本はある。 ピーター卿をみていると、やっぱりお金がないよりもあった方がよいなと思うよ。 探偵代理人のクリンプスン嬢がいい味。老女なんだけど、変な関係かと勘ぐるパーカーが可笑しい。 過去に既読だったらしく、結末…

ドロシー・L・セイヤーズ「雲なす証言」Dorothy L. Sayers "Clouds of Witness"

正月から突如始まったセイヤーズ読破を続々と・・・。 ひさびさに利用した送料単価の安い”ふるほんホームズ”でこれと「ベローナクラブの不愉快な事件」「不自然な死」の初期の2作を購入。嬉々として読みはじめる。 殺人犯で捕まえられたのが、自分の兄にして…