PUSHMIPULLYU

-オシツオサレツ日々は過ぎる

2007-01-01から1年間の記事一覧

高野秀行「ワセダ三畳青春記」集英社文庫

ああ、可笑しいったらない。 電車の中で読むのは苦痛。 こんなに可笑しいのに、思いっきり噴き出せないなんて損した気分だよ。 今年のナツイチのストラップを貰ってみたいがために、昨日本屋で物色した甲斐があったというものだ。そして、昨日買ったばかりで…

ダンダンブエノ双六公演「砂利」@かめありりりおホール

うーん、本谷有希子は難しいわ。面白いとは思うが、長かったよ、2時間半ちょっと。シーン変わりが多いんで、いつどうやって終わるんだ?と何度も思ったが、これが終わりそうで終わらないの繰り返し。最後もなー、なんか期待とは違う展開。(いや、これは阿佐…

 引力

手元には読みかけのジャスパー・フォードの「文学刑事サーズディ・ネクスト3 〜誰がゴドーを殺したの?(上)(下)」と京極夏彦「前巷説百物語」と伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」があるっていうのに、どうして古本市場から帰ってきた自分の手元…

恩田陸「チョコレートコスモス」

2004年ぐらいから人に誘われるがまま、演劇を見出して早3年。 劇場に入るのにも異空間に行くようで、ドキドキしていたのもつかの間。 勝手知ったるように、馴染みの劇場に出入りするようになったりして、最初の恥じらいはなくなったけど、「リアル」という意…

荒川情景

朝さ、京浜東北線に乗ってがたんごとんと都心へ向かっていく電車で、 川口と赤羽間にまたがる荒川。 季節によって、あぁこれは写真に残して置きたいなと思う日がある。 朝からぴっかんとした晴天ではなかったが、前日の雨に比べれば清々しい空気。 赤羽方面…

スパイダーマン3

※荒れてます(苦。 楽しみにしてる人は読まないでください。 m(_ _)m 「3」を見に行くなんて、バーカ!と久々に言われたような感じ。 そうだよなぁ、続きモンで「3」が良かったなんてあるか!?と自問して、いやないと観賞後即答できるほど、しょんぼり。*1と…

疑問形

閉店間際の本屋で本を買った。 「カバーをお掛けいたしましょうか?」とものすごく丁寧に聞かれて、思わず「お願いします」と答えたら、万を侍したようにすばやく差し出されたよ。 カバー済みの「のだめ」新刊…。 すげ、早っと思ったら、レジ後ろにカバー済…

 メーデー

なんかさ。 会社が大変なことになっていて、周りから大丈夫と心配される週間だった。 自分的には、テレビとか見ながら「だよなー」とか「よくそんなことまで調べたよねー」とか「おまえが言うなよ、おまえがっ」とか一人ツッコミを敢行しつつ、他人事という…

司馬遼太郎「坂の上の雲<二><三>」

戦争なんて愚かなものだと、とにかくばっさりと認めていなかった。 人殺しに良いも悪いもあるわけがない。 とにかく戦争をする国は野蛮で愚かだと、戦後育ちの私は思い込んでいた。 それが「坂の上の雲」を読んでいくと、私はなにもわかってなかったんだとい…

「血の婚礼」@東京グローブ座

はい、では白井晃演出劇がいかに面白いかあげてみよう。1) 飽きない えぇ、まったく飽きませんね。むしろ東京グローブ座で三階席だった私には、そこの立ち位置はここから見えないんじゃいっ。もっと奥へ!もっと左へ!よく観させろ!と、ガッツリ思ったほど……

はぁ〜。Kバレエカンパニー「海賊」・・・

一昨日からこれをフト思い出しては、かなり楽しみにしてたのに。 今日さっきネット放浪中に衝撃ニュースを読み、撃沈・・・Kカンパニー「海賊」、熊川哲也怪我で降板!! はぁ〜〜〜〜。 新聞の観劇欄でかなりいいポイントだったんで、これは行かねばっとチ…

コンドルズ「太陽にくちづけ トモロー・ネバー・ダイ007」

間に合った!コンドルズ公演in埼玉。三月に行ったグローブ座の東京版より面白いと思ったのは、前という比較するものがあるからなのか、バージョンアップしたからなのか、とにかく楽しかったんで、まぁいいだろう。 座席もグローブは気付いたら三階席しか取れ…

うわぁ

演劇観に行ったことのない劇場へ。しかしっ!慌てて飛び乗った電車は、気付けば逆方向〜〜〜。んな、殺生なーっというほやきもムダに進んでく。あー、乗り過ごして逆ホームでの待ち時間って、なんともいえず、空しい…。そして大抵電車が来るまでに10分は待つ…

司馬遼太郎「坂の上の雲」

極端に言えば、これがさ、100年程ちょっと前の日本なんて信じられないな。 司馬の語り口に感化されている気もするが、日本というのはなんて「きれい」な国だったんだろうとため息を吐かざる得ない。明治元年、百花繚乱、立身出世。身分制度がなくなった世の…

病は気から

言葉通りその通り。 体はだるいが季節は過ぎ去っていくのに抗えず、冬物で溢れた自室をようやく衣替え。 もう、箪笥にも衣装ケースにも入らないし、何年寝かせているんだ?という代物を破棄したら、ちょっと気分もすっきり。めんどうだからとやらないのは、…

ジェフリー・フォード「シャルビューク婦人の肖像」

ジェフリー・フォードは、「白い果実」にしてもこれにしても、話が巧いよなぁ。 ゴシック版いしいしんじというか、いとうせいこう*1というか。 この世にありそうなものをいかにもあるように描くんだけど、実際のところないんだよ、それは。 でもそれが一級。…

 皐月晴れ

世の中GW。 縁のない職種にはなんの朗報でもないな。 朝の電車が幾分空いてるぐらいの話。(皆無でないから、結局同じ境遇にいらっしゃる人も多いと推測はされる) 大人になったらこの連休には海外に行ってとか、考えたこともあったけど、すべての大人がそう…

「蟲師」

「蟲師」の漫画も読んでないくせに、大友克洋監督だし、オダギリジョー主役だし、蒼井優ちゃんも出てくるし、誘われたのでいっかと観に行った。あー、この手の設定はっきり言って大好きっすね。 日本には憎めない妖怪譚(蟲も妖怪のたぐいとして含めたとして…

AOI/KOMACHI@世田谷パブリックシアター

2部構成、前半が「AOI」で後半が「KOMACHI」。シリアス構成でオドロオドロしいAOIよりも、コメディなお茶目さが伺えるKOMACHIの方が好きだな。 AOIの六条役の麻美れいはさすが。朗々としたセリフ回しに貫禄あるというか、うーんイイ女という感じ。最後に赤い…

かばんfetishism

連日の怒濤の深夜帰りが続いていた仕事明けに、締まりかけたMidtownに行く。この前見たときに一目ぼれしたかばんがあって、絶対高いんだろうけど、幾らか(買える範囲なのか)聞きたくて…。 意を決して、店のお姉さんに聞いてみると、出てきた値札にはやはりと…

Count me in.*1

という言葉は、本当に仲間じゃなければ、なんか恥ずかしくて言いにくい・・・それなら、一人でいいやとか思っちゃうのよね。

ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」/James Patrick Hogan"INHERT THE STARS"

まさしくサイエンス・フィクション。 SFの傑作として世で紹介されるのに、まったく支障ないもの。原作は1977年に発表されて既に30年を経過、それでもいつの時代に読んでも、これは面白いだろう。 今まで読んでいる本がいけないのか?、SFはスペース・ファン…

結婚感

はぁ。昼休みの度にランチの話題が、結婚の話になるのは、避けられないんだろうか…。同僚の女の子たちに溜め息をつきたくなる。まー、結婚は一度はしてみたいさ。親ももう還暦を超して年だし、孫でも抱いてデレデレしてる姿を見てはみたいさっ。その辺はホン…

Midtown

話題のミッドタウン。会社が近いんで帰りに足を伸ばしてみた。 うーん、広い。そしてどこを見ても人ばかり。 グランドオープンの時期はどこの店も人がいっぱいで、逆に敷居が高い店も入りやすいけど、にしたってこうもたくさんいるとね・・・と思う。裏の檜…

I've never been aborad.*2

海外に行った事はあるんで、自分では使えないな。とはいえ、同年代で海外に行ったことない人もいる。 勿体ないと思えど、海外に行く度にやっぱ日本はいいなと実感する身としては、それも悪くない。温泉に浸かって、浴衣で夕飯に舌鼓とかいいよなぁ。

You're quick to learn.*3

まー、お世辞でもこう言われるのは悪い気はしない。 だが、歳なのか・・・、これっというときに人名やら、書名やら作品名を、思い出せないのはヤバいよな。

Don't you feel well?*4

ああ、仕事し過ぎで気分悪いです。 この前電話で話した馴染みの同僚は、なんだかしばらく調子が悪くて休んでいたとはじめにきいたものの、よくよく話がすすんでみると、鬱病だったことがわかり、ビックリしたが、電話越しには淡々と話してしまった。 う〜ん…

マージェリー・アリンガム「霧の中の虎」

:Margery Allingham"Tiger in the Smoke"初読みのマージェリー・アリンガム作品。 ミステリ黄金期の3大女流作家のひとり*1と言われているらしいけど、日本での知名度はほとんどない気がする。とはいえ、アリンガム。面白かったっす。 翻訳が理解しにくいの…

Here you go.*5

どうも対人恐怖症がぶり返していて、人とコミュニケーションするのが苦痛。 ちょっとの会話で潤うものが、荒涼とした砂漠のような。 と考える事自体、病んでいるというか。take it easyに行くべ。